【長崎の家づくりコラム】ZEHで夏を涼しく暮らす工夫
- 2020年04月14日
- コラム
ソメイヨシノも散ってしまい、いよいよ新緑の美しい季節になってきました。
大村市は花の町として有名ですが、これからフジやハナショウブが次々と咲いていきます。
今年は花見はちょっとお休みですが、来年を楽しみに待ちましょう。
５月を過ぎると、あっという間に暑い季節がやってきます。
ムシムシと暑い大村市の夏をCOTORE ZEROの家で、より涼しく過ごす工夫をご紹介します。
高性能住宅でも涼しくする工夫は必要？
COTORE ZEROは高断熱・高気密の住宅ですから、
もちろんそのままでもエアコンだけで効率的に快適な室温に保ってくれます。
この性能を保つ秘密は壁の中にあるのですが、
逆に言うと壁の内部分、「窓」がウィークポイントとなってしまいます。
COTORE ZEROで使用している窓の性能も十分高いのですが、
それでも家の中と外の温度の出入りが最も多いのは窓なんです。
また太陽光中の赤外線は、ガラスを通過して部屋の中のものを直接温めます。
そこで、この赤外線を遮る工夫をしてみましょう。
カーテンやブラインドでは効果薄い？
太陽の光を遮るといえば、すべての住宅にはカーテンかブラインドがついていますね。
これで太陽光を遮ってしまえば、涼しくなるでしょうか？
答えは、効果はなくはないが微妙、といったところでしょうか。
カーテンやブラインドが光を反射した分、赤外線の量は少しは減ります。
それに直接体に光が当たらない分、体の表面の温度も少し下がるかもしれません。
しかし太陽光が室内のカーテン・ブラインドを暖めてしまうため、
実際のところあまり効果は期待できそうにありません。
それに部屋の中が薄暗くなってしまいますから、ライトをつけなければいけなくなります。
窓の外で日光を遮ろう
効果的に太陽からの熱を部屋に入れないようにするには、
家の外で太陽光を遮ってしまうのがいいでしょう。
ここで代表的な方法について見てみましょう。
よしず・すだれ
日本で昔から使われている、よしずやすだれはなかなか優れものです。
日光を遮りつつ、適度に風を通します。
オーガニックな雰囲気があるので、アジアンテイストなインテリアにぴったりです。
直線的なラインが強調されている素材のため、
工夫次第ではモダンな雰囲気にもマッチするのではないでしょうか。
シェード
様々なメーカーから、窓の外に設置するシェードが発売されています。
メーカーごとにクロスの素材に工夫がされており、
効率的に熱を遮ることができます。
使用しないときは収納も簡単ですから、
台風が来たときも安心です。
緑のカーテン
ゴーヤーやヘチマなど、葉をたくさんつけるツル植物を窓の外で育てる緑のカーテン。
見た目の涼しさだけでなく、植物が水分を蒸散させる効果で
高い遮熱効果を期待することができます。
新鮮なゴーヤーを食べられるというおまけもついてきます。
家の中だけでなく、外にも一工夫することで
室内環境が更に快適になるだけでなく、エアコンの効率も上がり
電気代を更に抑えることができるかもしれません。
