高断熱・高気密は人気なのか?
- 2018年09月18日
- コラム
おはようございます。わたなべです。
前回は省エネの基準などについてお話ししました。
今回は高断熱・高気密が人気なのかについて触れていきます。
省エネの基準は少しづつ上がってきていますが、法律で定められる省エネの基準のレベルがなかなか上げられないのは、
まだまだ日本における住宅の省エネ基準の適合率が低いからだといえます。
これは長崎県だけでというわけではなく、全国的な話です。
適合率が低いのは、消費者が住宅の断熱化に対して関心が低いからなのかと考えてみると、
実はそうではないというのは明らかになっています。
国土交通省が行ったアンケート調査によると、注文住宅を選んだ理由としての1位は、
高断熱・高気密でした。
出展:国土交通省 平成29年度住宅市場動向調査
ところが分譲住宅を購入する人に同じアンケートを実施してみると、
間取り・部屋数が1位で、高断熱・高気密を選んだのはわずか20%しかありませんでした。
つまり高断熱・高気密を求めていない分譲住宅などは、省エネ効果が高くない家を供給しているかもしれないということです。
それが悪いといいたいわけではありません。関心に合わせてマーケティングするのは当たり前です。
そういったギャップが生じていることから、基準ギリギリの住宅というのが作られ、
将来基準があがったときには、基準を下回る家になってしまうというように、悪循環を生んでいます。
そのため、次の高い基準へのステップへ移行しづらくなっているのではないかと思われます。
将来の基準を見据えて、高い基準の家を今のうちから作るということは、
住宅の価値を下げないということなのです。
中古住宅として流通するときに、今の基準に満たしている家とそうでない家では、
確実に値段に差が出ることになります。
そんなお客様の財産を守るという意味でも、私たちは高性能な家を提供したいと思っています。
COTOREでは現在ZEHと呼ばれる、高性能な住宅を標準仕様としています。
地元である長崎で、県央地区の諫早や大村の新築住宅の価値を落とさず、提供し続けたいと考えています。
新築住宅をお考えの際は、是非高気密・高断熱に興味を持っていただき、
快適な暮らしと財産を守る家づくりを一緒につくりましょう。