【長崎の家づくりコラム】結露による被害とは?
- 2020年05月30日
- コラム
賃貸マンションや賃貸アパートにお住いの方は冬場によく経験されることのある、
「結露」について本日は書いていきたいと思います。
結露は、耐久性や人体への健康に被害を与えますが、わずかの結露が即座に深刻な被害につながるとは限りません。
すなわち結露にも許容範囲があります。
結露のダメージとは、ふき取れば痕跡がなくなるような状況ではなく、なんらかの痕跡が残ることを意味しており、その点では、ガラスの曇りはダメージに相当しません。
大量の水滴がつく場合は、収納や非暖房室、壁体内などで結露が発生している可能性があります。
本来濡れることを想定していない建材や物品に接触しダメージを及ぼします。
ここで、人体は高湿度の環境でも耐性があり、結露そのものが人体に悪影響を及ぼすことはありません。
しかし結露によって生育が助長されたカビが健康被害を引き起こす可能性はあります。
実際に新築住宅への転居をきっかけに、皮膚炎がおさまった事例もあるのです。
カビのすべてが人体に悪影響を及ぼすわけではありませんが、一部のカビが肺炎やぜんそく、皮膚炎などの原因となるようです。
結露を防ぐためには、高断熱・高気密の住宅が最適です。
窓のお話は、機会があれば掲載したいと思いますが、高性能の窓を採用することで、結露を大きく改善できます。
高性能の窓をCOTORE ZEROでは、標準採用しています。
寒さや、暑さのための対処として高性能窓の採用を考えることは多いですが、
健康状態の改善にもつながるのです。窓というのは、奥が深い商品なんです。
長く暮らしていく住宅で、窓はなかなかリフォームが難しい箇所なので、
是非新築する際にご検討していただけたらと思います。