【家づくりの基礎知識】屋根材の種類
- 2017年01月19日
- ブログ
工務のわたなべです。
新築住宅を作る際に上棟が終わった後は、屋根葺きと言われる屋根の工事が始まります。
今回はそんな屋根材の種類について説明します。
屋根材には大きく5つあります。
①スレート、②セメント瓦、③平板瓦・和瓦、④トタン、⑤ガルバリウム鋼板
それぞれの特徴を以下に記します。
①スレート
商品名では、コロニアルという商品が一番多く出ています。日本では一番多く使われている屋根材になります。
価格:安価
強度:風や地震の影響で割れることがある
耐久性:20年から25年くらいで劣化してくる
メンテナンス:10年前後で塗装等が必要になる場合有り
デメリット:劣化のチェックと、定期的なメンテナンスが必要。
②セメント瓦
外見は普通の和瓦と似ていますが、セメント加工ができ、塗装もできます。色を付けることができます。
和瓦よりも軽くて、価格も安く、耐久性もあります。
価格:和瓦の次に高額
強度:セメントなので比較的強度はあるが、割れる可能性はあり
耐久性:30年から40年程度はメンテナンスはほぼ不要
メンテナンス:15年から20年で塗装が必要になる場合有
デメリット:重量があり地震対策としては不向き
③平板瓦・和瓦
昔から使われている伝統的な屋根材です。屋根の葺き替えなどでも利用されるため、
現在でも多く利用されています。
価格:もっとも高価
強度:厚み上がるので、比較的強いが、物が飛んでくると割れる可能性あり
耐久性:50年から100年程度で非常に優れている
デメリット:瓦自体が重たいので、屋根が重くなり地震対策には不向き
④トタン
倉庫などに多く利用されますが、さびができやすい材料として知られています。
価格:最も安価
強度:さびが出ると強度が下がる
耐久性:10年から20年程度で交換等が必要
メンテナンス:7年から10年程度で塗装が必要
デメリット:メンテナンス頻度が高い
⑤ガルバリウム鋼板
耐久性が高く、利用者が多くなってきています。コストパフォーマンスが高く、非常に注目されています。
価格:中くらいの金額
強度:金属の板の為、割れることはなし
耐久性:30年から50年程度はメンテナンス不要
メンテナンス:基本的には不要
デメリット:下地をきちんと施工しないと、雨音等が大きくなる
上記を踏まえて、長い間メンテナンスが不必要で、地震にも強い軽い屋根材であるガルバリウム鋼板を、
COTOREでは標準採用しています。
また、太陽光を載せる際も、取付がしやすく、太陽光の下地である架台が綺麗に取りつけることができるため、雨漏りの心配も少ないです。
新築住宅を建てる際は、耐震性を考えたりすると思いますので、できるだけ軽い屋根材を選んだ方が効率的です。
大村市や諫早市では日光の照射条件もいいため、太陽光の設置もお勧めいたします。
とはいえ、見た目で好きな模様や色を選びたいと思いますので、
屋根材をいろいろ検討しながら、ご決定頂きたいと思います。