ブログBLOG

【家づくりの基礎知識】木工事:土台敷き

こんにちわ。工務のわたなべです。
諫早、大村など長崎県内で住宅の新築を考えておられる方に、家づくりについてご紹介するコラムです。
引き続き工事の内容をご説明します。

rimg1914

基礎工事が完了しますと、次の工程は土台敷きです。土台敷きとは、基礎コンクリートの上に土台や大引と言われる木材を設置していく作業です。

基礎も大事な工程ですが、この土台敷きやこのあとの構造部分は住宅の骨組みとなる大変大事な工程です。

現在は、プレカット工場で予め加工された材料が現場へ運ばれてきます。加工された材料を現場で組み立てるだけだと考えている方もいらっしゃいますが、現実はそうではありません。

搬入された土台や大引には、プレカット工場で記号が記されています。「い1」のように、材料に記号が記載されているのです。

そして、材料と一緒に持ち込まれたプレカット図を見て、材料との照合をしていきます。

次に、基礎の天端に墨を打っていきます。これを基に土台を敷いていくので大事な作業です。基礎を上から見ると中央部にはアンカーボルトがあるので、墨芯は基礎天端の中央には打てません。少しずらして打っていきます。

そして、土台や大引をプレカット図を見ながら設置位置へ置いていきます。ひと通り所定の位置へ並べ終えると、間違いないか図面と照合します。

その後、基礎の天端には基礎パッキンを敷いていきます。基礎パッキンは、基礎と土台の間に設置するもので、床下と外部の換気を目的としています。

以前は、基礎に換気口(長方形の穴)をあけて換気していましたが、今は基礎パッキン工法が主流です。ねずみなどの害虫が基礎の内部に入ってこないようにするために、現在はパッキンが主流です。

ここまでの作業を終えた後に、防蟻処理(白蟻駆除剤を塗布)しておいた土台を基礎に敷いていきます。しっかりアンカーボルトで締め付けて固定します。

rimg0824

木材の固定が完了したら、床面に断熱材を充填していきます。

昔は断熱材が無い家が主流でしたが、現在では床下に断熱材を充填することで、床からの冷気を防いでいます。

床の断熱材の厚みや種類によって、床の断熱効果が変わってくるので、是非どのくらいか尋ねてみてください。

当社では長期優良住宅を標準としており、その項目の中に断熱性能の基準があります。

そのため、厚い高性能な断熱材を充填しております。それにより省エネルギー対策等級は、最高等級である等級4を取得しています。

これから何十年も住む家にとって、断熱性能は重要です!
九州は暖かいと考えられておられる方も多いですが、大陸からの影響もあって冬は案外寒い地域です。
床下の断熱は後から工事しにくいので、是非この部分は重要視してください。

ブログ一覧に戻る

PageTopPageTop